カシオ ローン電卓 BF-750-N / CASIO BF-480-Nレビュー

2020/4/16更新

CASIO BF-750-N / CASIO BF-480-N 金融電卓レビュー

カシオの折りたたみ 金融電卓 CASIO BF-750-N / CASI BF-480-N が欲しい！って人が知っておくべき情報まとめ。CASIO BF-750-N / BF-480-Nについてわかりやすく解説します。CASIO BF-750-N / BF-480-Nで何ができるか、CASIO BF-750-N / BF-480-Nの使い方、他メーカーの金融電卓との比較も行います。

CASIO BF-750-N
CASIO BF-750-N カシオ 金融電卓（筆者撮影）

上記、CASIO BF-750-Nは、上部についている青色の透明樹脂製の金融計算キーが新鮮。筆者が購入した折りたたみ金融電卓の中では圧倒的に使いやすくて信頼性が高い金融電卓です。購入価格は5000円～とちょい高めですが折りたたみ金融電卓の購入を検討している方なら購入して間違いはありません。満足度が一番高いはずです。

カシオからは、CASIO BF-480-Nという廉価版の金融電卓も販売されています。CASIO BF-480-Nは、CASIO BF-750-Nと比べて、繰上返済計算ができない、すべてのキーがゴム製（CASIO BF-750-Nは一部プラスチック製のキー）という違いがあります。それ以外の基本機能はBF-750-NとBF-480-Nはどちらも同じ機能ですのでこのページでは、BF-750-Nの使い方を中心に解説します。

CASIO BF-750-Nの特徴

CASIO BF-750-Nの液晶画面とキーは日本語表示

CASIO BF-750-Nの金融計算操作キー
CASIO 折りたたみ 金融電卓 BF-750-N の金融計算キー配列拡大写真

CASIO BF-750-N 金融電卓には上記の通り電卓の上の部分に金融計算を行うためのキー（ボタン）が並んでいます。液晶表示にも漢字で「借入額？」と表示されています。液晶表示が日本語で表示され、また操作キーも日本語表記のため、海外向け製品のCASIO FC-200V 高機能 金融電卓や、海外製の金融電卓HP-12cと比べると日本人にとっては使い勝手が良いです。

金融計算を行うためのキーを拡大すると上記の通り、固定金利、段階金利、定期預金、繰上返済 借換などのキーがついています。これらのキーを使うことにより、簡単な操作で複雑な金融計算を行うことができます。

CASIO BF-750-N / CASIO BF-480-Nは折りたたみ式

CASIO BF-750-N / CASIO BF-480-Nは折りたたみ 金融電卓ですので半分に折りたたんでコンパクトな状態でカバンの中に入れて持ち運びできます。折りたたむことにより液晶画面やキーを保護しますのでカバンの中で不用意に電源が入たり液晶画面が傷つくこともありません。

折りたたんだ状態では、カチッとロックされ容易に開いてしまうことはありませんが、少しでも開いてしまうと上部パーツと下部パーツは2カ所のヒンジでつながっているだけでゆるゆるです。少し開いた状態でカバンの中に入れてしまうと間にペンなどの物が挟まって液晶画面を傷つけたり、ヒンジ部分にダメージを与えてしまうので注意が必要です。折りたたみ 金融電卓はとてもデリケートな作りです。カバンに入れて持ち運ぶ際も手帳型のペンケースに入れて運ぶなどした方が良さそうです。実際、外回り 不動産営業などを行う方など高頻度で持ち運び使用回数も多い方は、ネット上の口コミを見ると1年程度で壊れてしまうという口コミも見られます。筆者はまだ購入して間もないので長期使用を行い、不具合が発生したらまた報告したいと思います。

CASIO BF-750-N / BF-480-Nの使い方

CASIO BF-850-N / BF-480-N 金融電卓の使い方を実例を使いながら紹介します。BF-750-Nの画面の流れを見ながら説明します。

【例1】3000万円借入、利率1.35%、30年払いの月額返済額は？

借入額：3000万円
利率％：1.35%
借入期間：30年
上記条件で、月額返済額を計算します。

【例1、月額返済額を計算するための操作方法】次の通り入力します

①CASIO BF-750-Nの [固定金利] キーを押してローン計算をスタートします。画面表示に従って次の通り対話式で数字を順番に入力していきます。
CASIO BF-750で[固定金利]キーを押す
[固定金利]キーを押すと次の通り「借入額？」の画面が表示されます。

②借入額？
と表示されるので 「30000000 [入力/決定]」を入力します
CASIO BF-750で借入額を入力
前回計算を行った場合は電源を一度オフにしても前回借入額が表示されます。

③利率％？
と表示されるので「1.35 [入力/決定]」を入力します
CASIO BF-750で利率％を入力
前回計算済みの場合は電源をオフにしても前回入力数値が表示されますので毎回同じ利率で計算するという場合には便利です。

④返済月数？
と表示されます。今回の例では30年返済のため、12(ヶ月)×30(年)なので「360 [入力/決定]」を入力します。
CASIO BF-750で返済月数を入力
電卓の計算機能を使って「30×12 [入力/決定]」と計算式を入力しても360を入力できます（CASIO 金融電卓の場合）。

借入ローン計算や、預け入れ定期預金計算など、入力する数字の単位は年数でなく月数＝回数を入力します。10年なら120、20年なら240、15年なら（15年×12＝）180を入力します。カシオ金融電卓なら月数入力を行う時に計算機のかけ算機能を使って「12×年数 [入力/決定]」で入力できるので便利です。

⑤返済額（月＝
月額返済額が101390円であることが分かります。
CASIO BF-750で返済月額が表示される
さらにこの後にそのまま [入力/決定] を押すか、右カーソルキー [▶] を押すことにより返済総額、利息分が表示されます。

⑥返済総額＝
返済総額が表示されます CASIO BF-750で返済総額が表示される
さらに[▶]を押すと利息分が表示されます


⑦利息分＝
返済期間全体の利息額が表示されます
CASIO BF-750で利息が表示される
いかがでしょうか？このように驚くほどわかりやすくて簡単な操作で返済月額、返済総額、利息総額を計算することができました。

CASIO BF-750のさらに便利で素晴らしいのがこの結果画面で左カーソルキーを押して利率や返済月数を簡単に変更することができるということです。いくつかの金融機関で借入を行う場合や、フラット35などの全期間固定金利、変動金利の値など異なった金利を入力して返済月額を比較することができます。

ローン計算で入力した数字は電源を切っても記憶されるため、一度360（ヶ月）を入力すると毎回360を入力することなく自動的に360が表示されるのでそのまま「入力／決定」ボタンを押すだけで入力したことになります。

CASIO BF-750-N / CASIO BF-480-Nは、圧倒的に使い勝手が良い

筆者は10種類の金融電卓（うち3つが折りたたみ 金融電卓）を実際に購入して使い勝手を調査してみました。カシオ、キヤノン、シャープの3メーカーの折りたたみ金融電卓を試してみましたがその中でも使い勝手の良さはカシオ製が群を抜いています。デザインや値段に関係なく、一番使いやすい折りたたみ 金融電卓を購入したいという方なら、CASIO BF-750-N または CASIO BF-480-Nが圧倒的におすすめです。子供や親戚が不動産営業や車営業に就職した就職祝いに金融電卓をプレゼントしたいのであればカシオ製をプレゼントすれば間違い無いでしょう。

なお、折りたたみよりも卓上型の金電卓が良いという方は、同じカシオのCASIO BF-850-Nがおすすめです。卓上型電卓は可動部分が無くすべてのキーがプラスチック製、液晶画面もプラスチックで保護されているので折りたたみ電卓と比べて耐久性が高く、またボタンや画面も大きく操作しやすく見やすいというメリットがあります。卓上型の CASIO BF-850-Nと折りたたみ型のCASIO BF-750-Nは実売価格はほぼ同じです。

参考記事：
⇒ 金融電卓 おすすめ購入ガイド、金融電卓の使い方
⇒ 折りたたみ 金融電卓 徹底比較ガイド
⇒ サルでもわかる、カシオ金融電卓の使い方
⇒ CASIO 金融電卓 BF-850-N(卓上型)レビュー、使い方

CASIO BF-750-N と CASIO BF-480-Nの違い

カシオの折りたたみ金融電卓には、CASIO BF-750-N（実売価格5000～8000円） と CASIO BF-480-N（実売価格3000～5000円）があります。上記の通り価格帯が異なりますが両機の違いについて比較してみます。

CASIO BF-750-N と CASIO BF-480-Nの機能の違い比較

CASIO BF-750-NとCASIO BF-480-Nの金融計算機能を比べると次の機能が異なります。

機種CASIO
BF-750-N		CASIO
BF-480-N
繰上返済計算◎
借換計算◎
元利均等 ローン計算
借入額計算
返済月数計算
利率計算
※各、固定金利、段階金利可能		◎◎
元金均等 ローン計算
借入額計算
返済月数計算
※各、固定金利のみ可能		◎◎
ボーナス併用 ローン計算◎◎
定期預金計算
受取額計算
預入額計算		◎◎
積立預金計算
受取額計算
月々積立額計算		◎◎
年賦償還計算◎◎

上記の通り、CASIO BF-750-NとCASIO BF-480-Nの機能は、繰上返済計算、借換計算ができるかどうかの違いのみ異なります。なお、当サイト@ローン計算の繰上返済 シミュレーションを使うと複雑な繰上返済計算や段階金利（当初金利優遇）計算、月額返済額一覧表表示など様々な機能がありますので、金融電卓は値段の安いCASIO BF-480-Nを購入して、繰上返済計算、借換計算が必要な時には繰上返済 シミュレーションを使うというのもおすすめです。

CASIO BF-750-N と CASIO BF-480-Nの形状、材質の違い比較

上記機能の違いの他、一部キーがプラスチック製かゴム製かの違いがあります。CASIO BF-480-Nはすべてのキーがゴム製ですが、CASIO BF-750-Nは上部にある金融計算キーと下部右側のカーソルキー、設定キー、入力決定キーがプラスチック製です。プラスチックキーの方が操作感が良い、耐久性が高いというメリットがありますが、それほど電卓を酷使する人でなければ耐久性や操作感の違いの影響はなさそうです。

CASIO BF-750-N / BF-480-N関連リンク

関連記事： サルでもわかる、カシオ金融電卓の使い方
関連リンク： CASIO BF-750-N 公式サイト, CASIO BF-750-N 取扱説明書（公式）, CASIO 卓上型 金融電卓 BF-850-Nレビュー

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