越境の意味を分かりやすく解説

越境とは?

不動産用語における越境(えっきょう)とは、隣地から屋根や樹木などが敷地境界線を越えて越境していることをいいます。例えば、樹木が越境している場合に落葉により雨どいが詰まったり落ち葉を掃除するなどの手間がかかるなどします。過去には隣同士仲良くやっていた場合も不動産所有者変更によりなんらかの越境問題が発生する場合もあります。

また越境していない場合も敷地境界線から50cm以上離して建物を建設しなさいという民法に反して敷地ギリギリまで軒先や壁が位置しているということもあります。不動産会社があるエリアを開発して一戸建てを複数建設して建て売り販売する際に土地を有効活用するために(狭い土地にできるだけ使い勝手の良い広い建物を建設するために)敷地内50cm以内を超えて建物を作り、隣地の間でそれを了承する旨契約書を作り販売することがあります。

購入する際には隣地との越境問題が無いかどうか、また越境に関する契約書が存在するかどうかについても事前に確認しましょう。また複雑な越境問題のある物件は購入を控えるか、またはその分安く購入することをおすすめします。

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