バルーン返済の意味を分かりやすく解説

バルーン返済とは?

バルーン返済とはローンの返済方式の一つで毎月返済を行いつつ最終回に残額を一括返済する方式です。最終回の返済額がバルーン(風船)のように大きくなることからバルーン返済といいます。

バルーン返済の計算方法

例えば20年返済でローン計算を行い毎月の返済額を計算しつつ、5年目に残額を一括繰上返済することにより5年返済のバルーン返済計算を行うことができます。この場合、5年経過後の残額は繰上返済 シミュレーションを使って簡単に計算できます。

【バルーン返済例】1000万円借入、利率1.35%、20年返済で返済額を計算しつつ5年でバルーン返済を行う計算方法

@ローン計算の繰上返済 シミュレーションを使って次の通り入力します。
借入金額:1000万円
金利:1.35%
借入期間:20年
◎繰上返済シミュレーションの入力欄に次の通り入力します。
1回目:5年に1000万円を繰上返済⇒期間短縮型
繰上返済 シミュレーションでは残額以上の繰上返済金額を入力することにより残額一括返済として計算します。

上記設定のバルーン返済計算結果は次の通りです。
バルーン返済計算結果

上記例では、5年間のバルーン返済、最終月(60カ月目)に残額7,747,039円を一括返済する計算結果となっています。

20年返済と比べると
軽減できる利息額 815,105円
短縮できる返済回数 180回 (15年)
の繰上返済効果があります。また、1000万円を5年間で返済する場合、
1000万円を5年返済、利率1.35%で借りた際の、通常のローン計算結果
では月額返済額:172,448円となるところ、20年返済想定の5年間バルーン返済とすることにより月額返済額:47,567円と、返済額を62%削減できました。最終月の返済額は通常の返済金額に加えて残額7,747,039円を一括返済する形となります。

上記例の通り、繰上返済 シミュレーション を使うことによりバルーン返済計算を簡単に行うことができます。

関連用語: 元利均等返済, 元金均等返済